10/26(金)、T.League 開幕戦、木下アビエル神奈川-日本ペイントマレッツ戦を見てきた。
会場はアリーナ立川立飛。この前、テニスの大阪ナオミが出て話題となった東レ・パンパシフィック大会の会場のようである。立川駅からモノレールで北に5分。立飛駅・目の前。
都心での仕事が終わっての帰宅途中、時間があったので、思いついて一足伸ばして向かった。当日券・自由席で2500円。
体育館のフロアのおよそ4分の3を卓球台1台の競技スペースと客席にしている。競技スペース脇に仮設の客席がつくられ、ここに座ればかなり近いところから観戦できる。ここの価格は4,000円~18,000円。18,000円というのは選手たちの控え位置と同じコートを横から望む最前列。ただ、さすがに18,000円は誰が買うのかな・・・とも思う。他のスポーツ、例えばボクシングのリングサイドはいくらするのだろう。
アリーナの公式HPによると収容人員3275人。この日は1800人程度の入りだったようである。競技フロア28.16m×55.33m。バスケットボールだと2面。2階の通常の固定席は4面あるが、3面のみ使う。正面左手(南西側)に木下の応援グループが、右手(北東側)に日本ペイントの応援グループが陣取る。いずれも社員とその家族が動員されているよう。応援の下練習もなされており、にぎやかな息の合った応援である。子どもが応援する声もよくきこえた。
客席への誘導が悪く、自由席がどこなのか、最初にとまどう。座席指定ではないが「エリア指定」の指定券もあるからである。木下の応援グループを誘導していた人に聴いてみるが「わからない」とのこと。しかたなく両応援席でない南東側の正面に座ったが、結果的にはそれでよかった。
1会場・1台の卓球台の団体戦1カードにそれぞれの応援団が貼り付くというのは、日本の卓球ではこれまでほとんどなかったようなスタイルだろう。1会場で1試合だけが行われ、すべての観客が息をのんで試合を見守るという体験は、まさにハラハラ・ドキドキ、スリリングな体験である。ただし、通常の大会で決勝戦になればその必要条件はそろうわけだが、観客全体が一体になる感じはそうそう生まれるものではない。私の経験ではー決勝ではないのだがー、2012年の全日本女子6回戦・藤井寛子-石垣優香戦が強く記憶に残る。ベスト8決定戦だったがほかのすべての試合が早々に終了し、広い東京体育館のすべての観客がこのゲームにまさに釘付けとなった。釘付けにさせるだけのすさまじいゲームであったのである。この観戦記はかつての球友に執筆した(2012年の夏号?)。
もし、こんな経験をさせてくれる機会がT.Leagueで多数生まれるなら、ぜひ頻繁に足を運びたいと思う。
今回は、試合としては、4-0で木下の圧勝。残念ながら、そのような経験はできなかった。それでも印象に残った試合は、2試合目:袁 雪嬌(エン シュエジャオ) - 馮 天薇(フォン ティエンウェイ)。袁はA級、馮はS級。袁が3階級格下ということになるが(選手にSーAAA-AA-A-無階級の5段階の格付けあり)、いささか一方的に試合を進めた2ゲーム目を交えつつ(10-0まで進み故意のサーブミスで1本献上)、押されながらもみごとにジュースの連続でひっくり返して3-0のストレートで勝利。いわゆる番狂わせで、日本ペイントはここで確実な1試合をおとし、結果的にチームとして零敗を喫する最大の原因となった。零敗すると「ペナルティ」然となるのも、T.Leagueの新しいルールである。
ところで、この好ゲームの途中。息をのむジュースの連続の際。この試合とは関係ない「小気味いい」ラリー音が聞こえてくる。真相は不明だが、体育館のフロアの4分の1、正面奥は区切られ見えないがおそらく練習場となっているのだろう、そこで誰かが練習しているのだ。試合の台の方がはるかに近いのに肝腎のそちらの打球音は聞こえにくく、関係ないリズミカルな打球音がのんきに響いてくる。これはまったくの興ざめだった。
まぁ、最初だからいろいろなこともおこるのだろう(2018/11/17)。