この夏,出身校(**高校)の女子が団体でインターハイに初出場した。残念ながら1回戦で,全く歯が立たなかったようだが,もちろん男女通して,インターハイへの団体出場は初めて。個人戦での出場ならこれまでも珍しくはないが,中学からわざわざ選手を集めているなみいる私立の中で,公立高校が団体戦で勝ち上がるのはきわめて難しい。後輩たちに惜しみなく,拍手をおくりたい。
とはいえ,気になったのは,インターハイへの初出場校がたった2校(女子)であったということ。要するに各県で卓球の強い高校が「常連化」しているのだ。例えば,京都の東山高校(男子)は,50年連続出場を続けており,京都では敵はない(どころか全国でもいつも上位に食い込む)。東山高校は確かに凄いが,これはむしろ異常だ,と考えた方が良いと思う。
以下は,基本的に憶測に過ぎない(ちゃんと言うためにはもう少し調べる必要があるがその時間がない)。
インターハイ出場校が固定化している背景には,中学で卓球の強い選手は,基本的にインターハイ出場が確定しているような「常連校」に集中しているということであり(かつ有力な新入生の獲得は全国レベルで行われている),かつ,有力選手の数がそう多くない(卓球人口が少ない)ことがあると思われる。有力選手の数が多くなく,それが集中すれば,他の学校は勝つことができなくなるからである。
つまり,出場校の固定化を総合的に見れば,卓球が衰退しているからということにならないか。卓球を始める生徒が少なくなっていることは,全般的少子化もあいまって,卓球界としては憂慮すべきことであろう。中国に勝つなんて,とても望めない・・(と思いつつ,はるかに人口の少ないスェーデンは互角の勝負をしているが)。
その一方,インターハイで中国人学生が活躍しているのも“面白い”話である。各校が中国からスカウトしているからで,このこと自体,さきほどの「日本で有力選手が少なくなっている」ということを直接証明している。いささか,国粋主義的発想からか,参加を制限せよとの声もあるが,私は反対である。年齢制限はともかく,すべての試合をオープン化してしまった方が,その試合のレベルは上がりひいては,その試合をしているところのレベルも上がる(いささか楽観的)。だいいち,見ている方はこちらの方が面白い。
さらに話を脱線させれば,卓球において男女別に分けることが意味があるだろうか。最近のオープン大会では男女いっしょにやっているケースもあるが(健勝苑で主催していたプロ大会など),必ずしも力勝負ではない卓球は男女が互角にはりあえる可能性は大きいと思う。これは卓球のレベルもあげると思うし,また,社会に対するアピールとしても非常に面白く,反響があると思う(卓球で男女別開催を撤廃!)。男女平等を究極的に達成したスポーツとしてフェミニストグループの全面的支援を受けられるかも知れない。ひいては,瀕死の日本卓球界を救うことになるかも・・・・(2000/11/28)